私が不動産コンサルティング技能試験を受けようと思った動機はビジネススキルのアップであり、「私自身の知識向上、技術の会得」でした。
 試験に向けての講習が9月に行われ、週1回、計4回受講しました。講習は内容が濃く、復習をしないとすぐ忘れてしまう事が多々あり、10月に入って本格的な試験勉強を始めました。仕事が終わって勉強するとなると、せいぜい1時間程度。それ以上は集中できず、身につきませんでした。
 それなら「一番頭が冴える朝に勉強」を行う事に決め、毎朝、7時に出社し、それから1時間半程度の勉強を行いました。択一式試験は講習内容を理解できればそれほど難しい問題ではありませんでしたが、必修科目の実務と事業の計算問題。これに時間を割かれ、気づくと時間が足りなかった、という方も少なくなかったと思います。私も計算問題に時間をとられ、選択科目は法律を受験する予定でしたが、その時、試験終了まで残り20分。焦りながら問題を読むとあれほど勉強した法律用語が思い出せず、急遽、選択問題の変更をして金融を受験しました。変更した事が幸いしたのか、お陰さまで、なんとか無事合格することができました。
 講習会でコンサルティング協議会の山本専務理事から「得意分野とそうでない分野を区別すること、100点満点を狙わない」とのアドバイスを頂きましたが、残り20分には慌ててしまいました。 これから不動産コンサルティング技能試験を受験する方は中堅以上の幹部の方が多いと思われます。皆様、日々の業務に追われ、夜も時間が作れない、という方も多いと思いますので「早朝、1時間半の勉強」をお勧め致します。 最後になりますが、年々厳しさを増す不動産業界。他社との差別化、また宅地建物取引業から分離・独立した報酬を得ることができる不動産コンサルティング業務の普及と沖縄で試験が開催されるようご尽力頂いた沖縄県不動産コンサルティング協議会の皆様に感謝とお礼を申し上げます。

コンサルおきなわ
平成22年2月22日

株式会社松樹に入社し、早17年、設立当初1店舗だった当社も、今では5店舗に増え、おかげさまで数多くの不動産取引に携わって参りました。
 今回は沖縄で不動産コンサルティング技能試験が実施されると聞き、この機会に不動産取引を通して培ってきた知識の再確認とスキルアップの為、挑戦する事にしました。
 宅建主任の試験以来、受験勉強は20年ぶり、加齢と共に記憶力は衰え、日々時間のやりくりをしながらの勉強は、結構苦労しましたが、コンサルティング協議会主催の講習会のおかげもあり、良い結果を出す事ができ、チャレンジして本当に良かったと思います。久しぶりの勉強で脳も少々若返った気がします。

 試験に合格することと、その資格を実務に生かすことは別の問題です。無事試験に合格したとはいえ、私には、不動産コンサルティングの知識はまだまだ身についていません。また私が不動産コンサルティング技能登録者として登録できるのは3年先になります。これから日々自己研横に励みながら、実務に不動産コンサルティング技能者の知識を役立てていきたいです。

 今回、当社から、取締役常務の新崎と私の二人が、受験しましたが、共に合格する事ができ、他の社員にもいい刺激になったようです。
 今後は、コンサルティング業務の実務を積極的に勉強し、会社に貢献出来るように頑張って行きたいと思います。

 昨年の夏、コンサルティング協議会の理事会に出席した時の事でしたが、専務理事の山本さんから「コンサルティング技能試験を初めて沖縄県内で実施施する」との報告がありました。日々の業務上、お客様から土地の有効活用やアパート店舗の建築相談等コンサル的な互相談を受ける機会が少なからずあり、その重要性は常日頃から感じておりましたので、私にとって資格取得はもちろんの事ですが、知識武装をする良い機会でした。早速、本屋へ出向き過去問題集を手に入れ勉強を開始しました。率直な感想を申しますと習得するにはあまりにも範囲が広く、すべてを理解するには時間がないので合格することに重点を絞った勉強法を心がけました。
 合格する為には基礎教育カリキュラムを受講する事と試験までの約一ケ月は基礎教育で受けた重点箇所をしっかりマスターする事ではないでしょうか。
 これからは実際の業務で活用しながら学んでいきたいと思います。

 平成21年12月25日、沖縄市に(島袋芳敬副市長応対)本会が「公的審議会等への宅建業者及び不動産コンサルティング技能登録者の登用に関する要望」をした。)
 沖縄市政における審議会について、地域の実情に精通し需要と供給の中間に位置する専門家である宅建業者及び、不動産に関する専門的な知識・技能を有し不動産の利用等について企画・調査・提案する専門家である不動産コンサルティング技能登録者がほとんど委員として参加していないのが実情であり、実効ある施策の推進に、その参画を要望した。