平成22年2月22日
コンサルおきなわ

 不動産会社経営者として約20年間続けて来ましたが、宅建主任者の資格だけではもの足りなく思っておりました。
 八重山地区研修会において徳嶺会長より不動産コンサルティング技能資格というのがあり、今回特別に沖縄で試験を実施するから、受験してはどうですかと案内がありました。これはチャンスだと思い挑戦する事にしました。
 講習の内容をチェックしてみると9月に4回、浦添で朝10時~夕方5時まで勉強が必要でした。試験の出題範囲が広いので合格するには4回必ず講習に出席しなければならないと思いました。
 しかし、私は石垣島に住んでいるので往復の航空チケット代金、宿泊費等予算が他の本島の皆様より余分に掛かります。これでは1回で合格しなければ大変だと思い、講習では前方の席で眠らずに一生懸命講師の話しを聞いていました。過去の問題集にも取り組んで試験に望み、なんとか合格することができました。
 離島で仕事をしている私達にとって、勉強会の案内は文書で届きますが出席しようとすれば、ほとんどが那覇で行われるので、費用等色々有り簡単に出席することが出来ません。 しかしハンディーだけ考えても仕方ありませんので、出来るだけ講習会に出席しようと思います。
 今回のコンサルティング技能試験もより進んだ情報収集の為の一つのチャンスだと思います。

今回コンサルティング技能試験を受験した動機は、受験科目のすべてが宅建業の実務に役立つであろうということと、単純に講習の内容がおもしろそうだったからです。
 受験に対する勉強方法は、基本的には全4回の基礎講習をしっかりと聴いて、講習で出た内容を復習することです。過去問に関しては、余裕があれば、直近の1~2年分の過去問を読み流す程度でいいと思います。講師の方もよくおっしゃっていましたが、あくまで試験に合格することを念頭に、講習で講師が話した箇所のみを復習することが大切です。試験科目が多く出題範囲も広いため、テキストのすべてを理解・暗記しようとすると失敗すると思います。





合格おめでとうございます。
 この度、合格された皆様は、不動産コンサルティング技能資格者の仲間入りとなったわけではありますが、合格に至るまでは 基礎教育講座等を受講するなど、いろと勉強を重ね努力してきた成果であると改めてお祝い申し上げます。
 平成21年度の沖縄の合格者は17名となっておりますが、不動産コンサルティング技能試験・登録制度は平成5年度の特例試験によりスタートし、現在の技能登録者は全国で28,626名(合格者31,631名)となっております。ちなみに沖縄県の技能登録者は86名(合格者110名)となっており不動産業と兼業しながら不動産コンサルティングを行っているのが多数を占めております。
 社会経済の変化に伴って不動産の活用方法も多種多様になっており、不動産関連業務も高度化、複雑化してきております。このような中、不動産に関する専門的な知識、技能を活用し、公正かつ客観的な立場から調査分析し、依頼者の意思決定が適切に行えるような提案ができる不動産コンサルティング技能者が求められております。
 本協議会としましても、制度の普及と実務研修を実施して、技能向上に努め、誇りと自信をもってコンサルティング業務ができる環境づくりに取り組んでおりますので気軽にご相談下さい。 昨今の経済不況で円高や株安など景気は低迷して、消費マインドも低下しておりますが、資産デフレ防止のためにも不動産有効活用は社会の趨勢であり、不動産コンサルティングにとっては、ビジネスチャンスでありますので、合格された皆様のご活躍をご期待申し上げ、お祝の言葉とさせて頂きます。

平成21年9月7日から9月29日まで4回にわたり、浦添産業振興センターで本会主催による平成21年度不動産コンサルテイング基礎教育講座を実施した。この講座を

沖縄県で開催するのは2回目で、本年は昨年の2倍の66名の方々が熱心に受講した。
 事業・実務、税制、建築・法律、経済・金融について、延23時間にわたる講義を実施した。不動産を取り巻く環境は時代とともに常に変動しているので、不動産に対する社会的ニーズは、不動産という財の持つポテンシャルをいかに最大限発揮させるかというテーマをベースに、ますます多様化している。このような中で不動産に関する高度な専門知識を必要とする不動産コンサルティングの重要性が増しており、様々な場面でこの業務を担う人材が求められている。 この講座が、沖縄で開催された意義は大きい。